線虫をモデルとしてb561タンパク質の生理機能解明を行った。線虫の7種のb561ホモログの内、Cecytb-5、Cecytb-1、Cecytb-2の3種についての研究を行った。Cecytb-1は咽頭、卵巣に発現して神経伝達物質生合成と関係している事が想定された。Cecytb-5は卵巣で発現している事がわかった。我々は以前にCecytb-2が腸で発現し線虫のDcytbとしての機能を持つことを明らかにしている。メタノール資化性酵母を用いた発現系を構築し、Cecytb-1とCecytb-5タンパク質の発現と精製に初めて成功した。共にヘム結合型として調製でき、アスコルビン酸による素早い還元を示した。
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