小胞体関連分解(ER-associated degradation: ERAD)での異常タンパク質の分解はプロテアソームがその役割を担っている。しかしながら、これまでの解析で、出芽酵母において異常糖タンパク質のモデルであるCPY*(カルボキシペプチダーゼY変異体)がプロテアソーム以外のプロテアーゼによって切断されている可能性が示唆されていた。その機構を解明するべく解析を行った結果、CPY*が切断されて中間体(50kと30k付近の2つのサイズ)が生じること及び、50kの中間体が400から404番目の5アミノ酸で切断されていることが分かった。
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