研究成果は以下のように要約される:(i) 発光細菌由来蛍光タンパク質(Y1-Yellow及びY1-Blue)の蛍光能を調べた結果、ミトコンドリアシグナル配列が蛍光特性に影響しないことを示した。(ii)発光細菌ルシフェラーゼコード遺伝子及びホタルルシフェラーゼコード遺伝子大腸菌発現系の改善を進めると共にそれらを融合した。(iii) 過酸化水素に対して感受性を有する生物発光及び蛍光関連遺伝子を構築し大腸菌発現系を構築すると共に過酸化水素の生細胞可視化に有用であることを示した。(iv) 形質転換発光大腸菌コロニーの発光を詳しく調べ、細胞集団における呼吸活性の可視化に生物発光が有効であることを示した。
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