研究課題
基盤研究(C)
植物は周囲の環境変化に適応して生命を維持するため、様々な戦略をたてながら進化を遂げてきた生き物である。近年の研究により、気温の上昇や塩濃度などの変化によってもたらされる環境ストレスが、植物の個々の細胞レベル特に細胞内小器官のひとつである小胞体レベルで明らかになりつつある。本研究では、高等植物の小胞体ストレス応答反応に 、三量体Gタンパク質と脂質合成酵素のひとつが重要な働きをすることを明らかにし、その成果を3報の原著論文として英文の国際誌に報告した。
細胞生物学