シロイヌナズナSF3b複合体構成因子7つの内、6つが複数の遺伝子がコードしていることが判明した。これらの遺伝子機能を解析する逆遺伝学的アプローチを進めた結果、SAP130AとBに加え、新たにSAP14bAとBも花粉形成に不可欠であることを見出した。またSAP49AとBが胚発生において不可欠であることを明らかにして、SF3bのサブユニットごとに、標的遺伝子の選択性に関わる貢献度が異なることを示した。さらにSAP130と結合するCSN1に注目し、csn1部分相補植物が、花粉形成過程に異常を示すことを発見した。CSN1とSAP130とが協調的に調節する花粉形態形成過程があると考えている。
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