研究課題
基盤研究(C)
ホヤで発見した脊椎動物の脳腸ペプチド同族体であるcionin、Ci-GALP受容体mRNAに対するin situ hybridizationによって、それぞれ、卵黄形成終了期卵胞の濾胞細胞、同卵胞のtest細胞に局在することが判明した。およびCi-NPYは卵巣での明確な発現が認められなかった。cioninまたはCi-GALP存在下でホヤ卵巣における遺伝子変動をRNA-Seqで検証した。その結果、Ci-GALPでは明確な遺伝子変動が認められなかったが、cionin存在下では、機能未知のGPCRや形態形成関連遺伝子発現が抑制することがわかった。
2: おおむね順調に進展している
申請書の計画通り進行している
RNA-Seqでcioninによって抑制されることが判明した遺伝子の発現変動をリアルタイムPCRで検証する。また、Ci-GALPでsmall RNAやエピジェネティック修飾が変動するかを調査する。さらに、遺伝子の転写・翻訳を介さずに分泌される伝達物質の有無を、MALDI TOF/TOF MS, LC-OrbiTrap MS, LC-Ion-Trap MSを用いたメタボロミクス的質量分析で判定する。
すべて 2013
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 2件)
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