研究課題
基盤研究(C)
マメ科植物に根粒が過剰に着生する変異体は数多く得られているがこれら植物は窒素固定能が高くなりすぎ、エネルギーを過剰に必要とするために収量は逆に低下する。では、現存のマメ科植物が最も収量が高いのだろうか。申請者は、この疑問を解明することを目的として2つの着眼点から研究を行う。1)様々な変異体の中から適度な根粒数の増加に伴い収量増加が期待できる変異体を検索し、その原因遺伝子の同定・機能解析を行う。2)根粒菌の感染を制御する膜輸送メカニズムの解明することにより感染能力を変えることで窒素固定能の増加の可能性を検討する。
2: おおむね順調に進展している
おおむね計画通り進行している。
概ね当初の計画通り進行予定である。1)変異体ホモ個体を選抜後、野生株と交配中である。今年度は交配種子の選抜を行う予定である。2)酵母YTHを行い、Ljvamp722と結合するタンパク質を同定することができた。今年度はこのタンパク質に着目し、その機能解析を行っていく。
購入予定であった酵素類の購入を次年度に変更したため。理化学機材のプラスチック消耗品や酵素類(キット類)の購入を計画している。
すべて 2013
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (6件)
Journal of Plant Physiology
巻: 171 ページ: 104-108
10.1016/j.jplph.2013.10.015
Journal of Plant Nutrition
巻: 36 ページ: 1424-1438
10.1080/01904167.2013.793712