研究課題/領域番号 |
25450121
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
加藤 千明 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海洋生物多様性研究分野, シニアスタッフ (90360750)
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連携研究者 |
渡邉 信久 名古屋大学, シンクロトロン光研究センター, 教授 (70212321)
山田 康之 立教大学, 理学部, 教授 (80386507)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 高圧力 / 深海 / 微生物 / 酵素 / 構造解析 |
研究成果の概要 |
マリアナ海溝(水深10,898m)より分離された絶対好圧菌シェワネラベンティカDB21MT-2株の作るアミノ酸生合成系の必須酵素、イソプロピルリンゴ酸脱水素酵素を材料に、変異酵素を作成してそれらの活性発現の耐圧性と高圧力下での構造相関性について解析した。その結果、絶対好圧菌酵素の活性中心の裏側くぼみ部分に位置する266番目のアミノ酸、アラニンが、酵素の耐圧性に重要な寄与をなしていることが示された。高圧下の立体構造を調べた結果、このくぼみ部分への加圧による水分子の侵入のしにくさが、この1個のアミノ酸の性質で影響を受け、深海由来絶対好圧菌酵素の活性発現の耐圧性を規定していることを明らかとした。
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自由記述の分野 |
微生物学、分子生物学
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