研究課題
基盤研究(C)
ナマコ由来溶血性レクチンCEL-IIIは孔形成毒素であり、多量体化することにより溶血活性をもつ。CEL-III変異体を作成し、変異による溶血活性に対する影響を明らかにした。CEL-IIIにアミノ酸配列相同性を示すサンゴ由来AML36, AML49の大腸菌を宿主に用いた生産系の確立を行ったが凝集体を形成しやすいことから単量体を活性を有する形で得ることができなかった。このことは、両タンパク質のアミノ酸配列の違いが溶血活性に大きく影響していることを明らかにした。
蛋白質科学