研究成果の概要 |
放線菌Streptomyces rochei 7434AN4株が生産する2つの抗生物質ランカサイジン・ランカマイシンの二次代謝制御システムに注目し、ゲノムマイニングを指向した有用物質生産系の構築を目指した。本研究により (1) シグナル分子制御カスケードは2つ目のリプレッサー srrBにより負に制御されており、抗生物質生産の一過的発現に有効なこと、(2) 本菌染色体における線状構造は、プラスミドpSLA2-L, -Mに依存していること、(3)プラスミドにコードされた制御遺伝子および主要二次代謝の変異により染色体上の二次代謝が活性化され、通常培養では見出されない化合物が蓄積すること、を見出した。
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