酸化ストレス軽減化チーズの開発のために、チーズのABTSとスーパーオキシドラジカル消去活性およびそれらの活性成分について研究した。その結果、カビ熟成および細菌表面熟成タイプチーズに比較的高い活性が認められ、ブルーチーズから4-ヒドロキシフェニル酢酸がABTSラジカル消去成分として、アデニン、イソグアニンがスーパーオキシドラジカル消去成分として見出された。 Penicillium roquefortiとLactococcus lactis ssp. cremorisの共培養による培養酵素添加チーズは、無添加チーズに比べ熟成率および抗酸化活性(ABTS、DPPHラジカル消去活性)が共に高まった。
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