本研究では、ヒドロキシチロソール(HT)の大腸癌モデル細胞(Caco-2)における新規機能性を明らかにするとともに、CLEM法を用いたHTの細胞内動態のイメージングを試みた。その結果、HTには、オートファジー機構を制御する作用を有することが示唆された。また、FITCで標識したHT(FITC-HT)を合成に成功した。FITC-HTでCaco-2細胞を処理後、リソソームマーカーと反応させ、生細胞イメージングを行った。その結果、FITC-HTは一部リソソームに局在していることが明らかとなった。また、精細な画像とは言えないが、FITC-HTのCLEM画像を得ることができた。
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