低加圧二酸化炭素マイクロ・ナノバブル(MNBCO2)によるSaccharomyces pastorianusの殺菌における細胞内酸性化および細胞膜への影響を検討するため、様々な条件でMNBCO2処理したS. pastorianusの細胞内pH、細胞膜損傷・流動性および貯蔵性を測定した。その結果、MNBCO2はS. pastorianus細胞に対して45℃以上の温度で強い影響を与えることが認められた。さらに、MNBCO2によるS. pastorianusの殺菌には主に細胞膜への影響が関与しているが、細胞内酸性化とは直接関係がないことが示唆された。
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