研究課題
基盤研究(C)
本研究では2011年に噴火した新燃岳の森林被害と回復過程について調査した。噴火被害は火口の南東側に広がり、顕著な森林被害の範囲は10km2程度であった。火口南東側3km付近に位置するエリアでは、先駆種のアカマツのみが枯死しミズナラやコハウチワカエデなどの遷移後期種の広葉樹が生残したことから、噴火によって遷移が促進されると考えた。また、噴火被害の強度の違いが植生構造の多様性を高めていると考えた。
森林生態学