本研究の目的は、木育・森林環境教育の教材やカリキュラムを開発し,授業実践を行いその教育的効果を調査することである。現代社会が抱える問題として,地球温暖化や天然資源の枯渇などが挙げられ,環境保全に対する認識も高まってきている。しかし,森林は地球温暖化や環境保全などの公益的機能を有しているにもかかわらず,その認識は低い傾向にある。本研究では、木育・森林環境教育の教材やカリキュラムを作成し小学校等で実施した。児童および担当教員にアンケート調査を行ったところ,樹木への興味・関心が高まり,樹木の生長や構造の理解,木や森を大切にしてく態度の育成がみられた。
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