研究課題
1.レーザー光源の購入によって底面及び自由表面近傍の流れの状況が把握した.その結果を従来結果に加味して海外ジャーナルの掲載と国際会議での発表を遂行した(平成25~27年度).2.気液二相流の計算によって数値計算を実施した.その結果,気相と液相の速度差(すべり)がない通気量が小さい場合は解が発散せず,可視化結果とよく対応した.しかし,通気量が大きい場合,すべりが生じるために解が発散した.このため,現在,数値計算モデルの改良を遂行中である.3.Open Foamによる数値計算はアスペクト比ARが1未満の一渦対系の場合,可視化結果と対応して有用である,しかし,AR=2.0の二渦対系の場合は可視化結果と対応しない.この理由は水面を滑り無しの板の境界条件としたためと推測している,すなわち,現状の計算では水面から気泡が抜けない状態にあり,その影響が流れ場全体に跳ね返ってきたと推察する.この対策として気泡が放出される平板を自由表面に設定する必要がある.4.PIVに夜速度測定を実施し,その結果は可視化結果と定性的によく対応した.しかし,測定精度上,問題があり,その対策の予備実験として簡易的に画像のオーバーラッピングすることによってその課題は解決されつつある.しかし.今後,実験結果を論文掲載するためには,カメラを三次元に精度よく移動させるトラバース装置の製作が必須であり,現在,製作中である.
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Journal of Aero Aqua Bio-mechanisms,Vol. 4(2015) No. 1
巻: 4 ページ: 2-7
ONLINE ISSN: 2185-1522
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