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2014 年度 実施状況報告書

クルマエビの経口ワクチン効果をもたらす生体応答因子の特定

研究課題

研究課題/領域番号 25450291
研究機関独立行政法人水産総合研究センター

研究代表者

佐藤 純  独立行政法人水産総合研究センター, 増養殖研究所, 主任研究員 (10443350)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードクルマエビ / ウイルス / 生体防御 / ワクチン
研究実績の概要

抗原投与を行ったクルマエビのリンパ様器官等のRNAから免疫様応答因子の時系列での発現状況の把握い,抗原投与個体群において非投与群に対して,免疫応答関連因子の遺伝子発現が活発に行われている傾向が捉えられた。4つの免疫様応答因子をタンパク質発現ベクターpET28に組込み、大腸菌を形質転換後、組換えタンパク質の合成を行い,得られた各組換えタンパク質のリフォールディング操作を行った。SDS-PAGEにより精製した組換タンパク質の確認を行い,いずれの組換えタンパク質もアミノ酸残基から予測される分子量にシングルバンドが検出された。稚クルマエビを用いたバイオアッセイによるホワイトスポット病原因ウイルスの中和試験の結果,ウイルスの中和活性を有することが示唆された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

免疫様現象を司ると考えられる応答因子を特定できた点は,大きな進捗であり,さらに組換えタンパク質の取得まで行えたことから,今後はワクチン応答因子の定量検出系構築により,ワクチンの実用化への一助になる技術の構築に近づくと考えられる。

今後の研究の推進方策

得られた組換えタンパク質の抗血清の作製を進める予定である。さらに,得られた組換えワクチン応答因子による受動免疫試験を行う。
引き続き,連携研究者として,米加田徹研究員(増養殖研究所 病害防除部 )が免疫応答因子の組換えタンパク質の作出などを担当する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 水産学シリーズ181「ハタ科魚類の水産研究最前線」2015

    • 著者名/発表者名
      森 広一郎,佐藤 純,米加田 徹
    • 総ページ数
      157
    • 出版者
      恒星社厚生閣

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公開日: 2016-05-27  

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