研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、家計と国内農業の連携による食料自給率の改善策を、食料の需要サイドから検討することである。需要分析や産業連関分析の結果、世帯規模の縮小は食生活の外部化を促進すること、食材の国産比率は、内食、中食、外食の順に大きくなることが明らかになった。その結果、現状において、家計と国内農業の連携によって食料自給率を改善するための現実的な方策は、農業生産効率の改善以外にないことを、比較静学による余剰分析から指摘した。
農学