研究課題/領域番号 |
25450342
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
西山 未真 千葉大学, 園芸学研究科, 講師 (70323392)
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研究分担者 |
佐藤 亮子 愛媛大学, 地域創成研究センター, 准教授 (50554341)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 農村の社会的価値 / 農村と都市の協働 / ソーシャルビジネス / 地域資源の持続的管理 |
研究概要 |
初年度は、研究会の実施(4月、9月)、メールによる審議を通して研究を実施した。年度前半に実施した研究会では、先行研究の整理の検討、今後の研究の進め方を確認した。その後のメールによる審議では、アンケート実施に向けたアンケートの作成のための審議を重ねた。当初は、年度内にアンケートの実施を行うべく計画していたが、共同研究者が、年度前半に長期(半年間)海外派遣されることになり、連絡等にやや遅延が生じ、研究会が予定通りに開けなかった。加えて、前半に行った研究結果により、当初計画していたアンケートの実施方法と対象者の変更が必要であることが明らかになり、次年度のできるだけ早い時期に実施するように計画変更した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
年度前半で行っていたソーシャルビジネスに関する先行研究を整理し、本研究がテーマとする農村におけるソーシャルビジネスの特徴や意義を見出すことができた。農村の社会的価値がどのように受容されるのか、都市住民を対象としたアンケートを実施する内容を検討した。 やや遅れている理由は以下の通りである。当初は、年度内にアンケートの実施を計画していたが、共同研究者が年度前半に長期(半年間)海外派遣されることになり、連絡等にやや遅延が生じ、研究会が予定通りに開けなかった。加えて、前半に行った研究結果により、当初計画していたアンケートの実施方法と対象者の変更が必要であることが明らかになり、次年度のできるだけ早い時期に実施するように計画変更した。
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今後の研究の推進方策 |
2年目の26年度は、都市住民に対して農村の社会的価値がどのように受容されるのかを明確にするアンケートを実施する。 その結果を受けて、農村における社会的価値の発信の方法、さらにその社会的価値の受容を通したソーシャルビジネスのモデルケースを整理し、その仕組みを明らかにしていく。また、農村の社会的価値の発信と受容によるソーシャルビジネスの実現を通して、農村の地域資源が持続的に維持・管理されていく仕組みを検討する。
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次年度の研究費の使用計画 |
昨年度は、統計的な分析に耐えうるアンケート調査を実施するために、研究費の支出をアンケート実施に集中させるようにした。アンケート作成には、文献の整理、概念整理、現地調査、事例分析による類型などの整理が必要である。従って、本年度前半では、アンケート作成までの、先行研究の整理やプレ調査データ分析作業に時間を充て、年度後半にアンケートの作成と実施を予定していたが、その遅延が生じた。前半に共同研究者に長期の海外派遣が生じたことで、前半の研究の進捗が遅れた。加えて、課題に接近するためには、アンケートの内容を当初の予定とは異なった対象者に行う必要性が明らかになったこと、さらに、予定していたアンケート方法やサンプル数も変更の必要性が生じたため、年度内の実施が難しくなった。以上の理由から、当初の計画を変更し、アンケートを次年度に実施することにした。 当初の研究計画から変更になったアンケートの対象者、サンプル数、実施方法は確定した。アンケート内容が確定し次第、できるだけ速やかに調査を実施し、予算の執行を行う。アンケートの実施方法:アンケート調査会社を通して行う。次年度内予算でデータの質と量を確保するために、調査会社を通した実施が妥当であると判断した。 アンケート対象者:アンケート会社に登録しているモニターを対象に、その中で、3世代以上にわたって東京都心に居住している対象を抽出する。具体的な実施方法等と計画は以下の通りである。 サンプル数:分析の方法上、800サンプル以上が必要、アンケート内容の確定:5月中旬、アンケートのプレテスト:5月下旬まで、アンケートの実施:6月中、アンケート分析とまとめ:7月中
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