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2015 年度 実施状況報告書

高度工業化推進段階におけるベトナム農業構造再編と農業の担い手の展望

研究課題

研究課題/領域番号 25450346
研究機関佐賀大学

研究代表者

辻 一成  佐賀大学, 農学部, 准教授 (00253518)

研究分担者 坂田 正三  独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, その他部局等, その他 (90450519)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードベトナム / 農村構造 / 農業の担い手経営 / 農業の担い手政策
研究実績の概要

研究代表者(辻一成)は,メコンデルタにおける農業経営の新たな主体形成に関してとりまとめた成果を広く社会に公表することに重点をおき,所属学会や九州経済産業局からの複数の依頼講演を実施した。また本年度は,ベトナム農業・農村開発省の多大な協力を得て,本研究の課題のひとつである大規模私営農業経営の動向を分析検討するために極めて有効な情報源となる「農村・農業・水産業センサス」(調査個票)を入手した。平成28年度は,研究期間延長の承認を得て,同資料の詳細な分析を引き続き実施する計画である。
研究分担者(坂田正三)は,農業経営の新たな担い手形成政策に関して,事例調査を通じて大衆団体の政治経済的役割等に関する論文を複数発表した。また,これまでの研究成果とともに上記資料の分析も加味して単著を執筆中であり,平成28年度中に刊行予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画どおりほぼ期待した成果が得られた。さらに研究成果の社会還元も順調に進んできたと考えられる。新しく入手した研究資料の分析を追加し,研究内容をいっそう充実させたい。

今後の研究の推進方策

現在までの進捗状況に記述したとおり,新しく入手した研究資料の分析を行い,研究成果の内容の充実を図る。

次年度使用額が生じた理由

2016年1月に購入した新しい研究資料(データベース)の分析のために必要となる費用の財源として残額を発生させたものである。

次年度使用額の使用計画

新しい研究資料(データベース)の分析のために必要な消耗品費または謝金費として使用する予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ベトナム農業のグローバル化対応-担い手政策の変化とその課題を中心に―2016

    • 著者名/発表者名
      辻一成
    • 雑誌名

      食農資源経済研究

      巻: 67(1) ページ: 27-36

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] ベトナムの地方省間の競争と地域格差2015

    • 著者名/発表者名
      坂田正三
    • 雑誌名

      東亜

      巻: No. 560 ページ: 8-9

  • [雑誌論文] ベトナム-高齢化と都市化の兆し―2015

    • 著者名/発表者名
      坂田正三
    • 雑誌名

      アジ研ワールドトレンド

      巻: 第238号 ページ: 32-35

  • [学会発表] ベトナム農業のグローバル化対応-担い手政策の変化とその課題を中心に―2015

    • 著者名/発表者名
      辻一成
    • 学会等名
      食農資源経済学会
    • 発表場所
      鹿児島国際大学
    • 年月日
      2015-09-19 – 2015-09-19
    • 招待講演
  • [図書] ベトナム農村の組織と経済2015

    • 著者名/発表者名
      秋葉マリ子,坂田正三,白石昌也,荒神衣美,高梨子文恵
    • 総ページ数
      171(55-74)
    • 出版者
      弘前大学出版会

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公開日: 2017-01-06  

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