昆虫には、それぞれの昆虫に特有の電荷が保存されており、その電荷量を測定すれば、昆虫の種類と頭数を予測することができる。この原理を応用し、本研究では、全自動で昆虫の種類と頭数を識別するプレート‘インセクトレック’を開発した。このインセクトレックを施設の出入り口や窓、換気口に設置すれば、貯蔵施設や生鮮食品加工施設で問題となる‘昆虫の自動モニタリング’が可能になる。本申請で開発したインセクトレックにより、‘リアルタイムで昆虫の発生状況が認識’できるようになり、殺虫剤の使用量が大きく軽減され、安全な食料品生産が可能になると期待できる。
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