無触媒過熱メタノール蒸気法によるBDF 生産における、投入エネルギー量の削減(CO2 排出量削減効果の向上)を目的に、①原料脂質の検討(FFA 化等)による反応効率の向上による投入エネルギーの削減を目指す。また、②CFD による流体解析技術を用いて反応槽構造の改良、操作条件の最適化も検討した。 パームワックスは、アルカリ触媒法ではFAMEに変換することができないが、過熱メタノール蒸気法ではパーム油と比べて反応性が格段に良いことが確認された。CFDを利用することで反応装置内の流体の状況を推測することが可能になり、反応速度や製品品質を向上させる反応槽内構造の最適化に役立つものと考えられた。
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