研究課題
基盤研究(C)
本研究では、C型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)が、卵胞の発育や閉鎖の制御に関わるか解析した。マウス個体に投与もしくは遺伝子導入によりCNP濃度を上昇させたが、卵胞数に変化は認められなかった。また、CNPに対するデコイレセプターのNPR3が卵胞の顆粒層細胞に局在していたが、CNP機能の亢進するNpr3遺伝子変異マウスの卵胞数に異常はなかった。CNP投与による卵胞閉鎖の抑制効果は認められなかったものの、培養した初期胞状卵胞では顆粒層細胞でのアポトーシス抑制効果があることが初めて明らかになった。
動物遺伝学