これまでの2種類の実験動物(ヘアレス犬およびニホンザル)を用いた皮膚科および形成外科学領域の研究成果をもとに、ヘアレス犬では、長波長紫外線UVA照射後の色素沈着および色素過剰性肥厚性瘢痕の評価系を樹立した。ニホンザルでは、真皮メラノサイトーシスの実験系を確立して臨床応用へ発展できる研究を行った。研究期間内に、次のことを明らかにした。 1.ヘアレス犬を用いたUVA色素沈着の誘発モデルの評価、2.ヘアレス犬を用いた色素過剰性肥厚性瘢痕の誘発モデルの評価および3.ニホンザルの真皮メラノサイトーシスを用いた脱色素剤の評価
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