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2016 年度 研究成果報告書

チクシトゲアリ創設女王どうしの協力行動の適応的意義と生体アミンが行動に与える影響

研究課題

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研究課題/領域番号 25450483
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 昆虫科学
研究機関東京農工大学

研究代表者

佐藤 俊幸  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (80242238)

研究協力者 松井 伸吾  
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード協力行動 / 社会性 / オクトパミン / 血縁 / 敵対行動 / 社会性昆虫 / 栄養交換 / 創設女王
研究成果の概要

無脊椎動物における非血縁者間の協力行動の研究は社会性の進化の普遍的な原理を理解するうえで重要である。チクシトゲアリは血縁のない創設女王どうし共同越冬し、協力してコロニーを創設するが、成熟したコロニーでは単女王となり、女王は攻撃的になる。(1)越冬前の創設女王は巣仲間かどうかに関係なく協力するが、越冬後は巣仲間に対してより協力的にふるまうこと、(2)成熟したコロニーの敵対性を示す女王の脳内オクトパミン濃度は有意に増加すること、(3)オクトパミンを創設女王に経口摂取させると敵対的な行動を誘導できることを明らかにした。本研究は協力行動が維持される要因の解明に貢献する重要な研究へと発展しうる。

自由記述の分野

行動生態学

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公開日: 2018-03-22  

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