申請者は、1-Alkyl-3-oxidopyridiniumの反応化学種としての有用性に着目し、1-Alkyl-3-oxidopyridiniumと3-methyleneindolenineとの反応によるインドール縮環型9-azabicyclo[3.3.1]nonane骨格の構築を検討した。目的とする反応はしなかったものの研究の過程で予期せず有益な反応に出会うことができた。 また、分子内酸化的カップリングを用いた複雑なかご型構造をもつインドールアルカロイドScholarisine Aの分身骨格構築に成功した。
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