研究課題
基盤研究(C)
近年,抗体医薬の使用が進むにつれ,臨床現場における有効治療域濃度の維持や投与計画の設定,適正使用などのための血中薬物濃度分析の必要性が高まっている。我々は,アフィニティー精製と高温逆相LC(HT-RPLC)-蛍光検出を組み合わせた抗体医薬の新規血漿薬物濃度分析法を開発した。我々の分析法は従来法と比べ,簡便かつ高感度,高精度な血中抗体医薬分析法であり,従来のELISA法やトリプシン消化-LC-MS/MS法に代替しうるポテンシャルを秘めており,製薬現場,臨床現場等での利用が期待できる。
物理系薬学