2015 年度研究成果報告書

炎症反応の質・量・持続性を統御する、チロシンキナーゼTYK2の新たな役割

研究課題

研究課題/領域番号	25460056
研究種目	基盤研究(C)
配分区分	基金
応募区分	一般
研究分野	生物系薬学
研究機関	北海道大学
研究代表者	室本竜太北海道大学, 薬学研究科(研究院), 助教 (30455597)
研究期間 (年度)	2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード	TYK2 / 炎症 / サイトカイン / 乾癬
研究成果の概要	本研究はこれまで進めてきた研究に引き続きTYK2欠損マウスを用い、マクロファージ等の細胞機能・動態に着目した解析を進め炎症反応におけるTyrosine kinase 2 (TYK2)の新規役割を明らかにすることを目的とした。TYK2がマクロファージにおいて炎症性ケモカイン発現誘導能の維持に関与することや角化細胞のIL-17応答性に関与することを見出した。これらの機能を通じてTYK2が乾癬等の炎症病態形成に寄与することが示唆され、TYK2阻害は乾癬治療における有望な標的候補となると考えられた。
自由記述の分野	生物系薬学