3年間の研究期間を通して、モデルマウスの構築と、その腸内細菌叢について一定の知見を得ることが出来た。想定した起因菌については、病態変化とともに、その存在あるいは一定量の増減の可能性を見ることができ、起因菌/起因菌群の一部としての可能性が高まった。また、ある種の抗生物質の前投与による病態抑制の再現も得られたので、治療に関する知見も得られたと考えている。 免疫反応特性については期限内に着手できなかったが、現在測定系の構築が終わり、実データの収集に着手している。本研究の助成期間は終了したが、引き続き本テーマの研究を継続推進していく予定である。
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