研究成果の概要 |
2種の心臓集積性標識薬剤(標識脂肪酸、標識糖)を用い、様々な状況下(3種の状況:心不全疾患、心不全+心機能改善薬、糖尿病疾患)にある心臓のエネルギー獲得機能の変化を、動物実験(心機能評価法):心臓集積性実験, 心筋代謝物実験, 心筋局所集積性画像化実験等 により検討した。その結果、心不全疾患においては, 疾患の進行に伴ない心筋エネルギー獲得機能が脂肪酸代謝から糖代謝への移行が確認され、心機能改善薬投与の実験では, 改善薬の脂肪酸代謝機能改善効果が示され、また糖尿病疾患においては, 糖尿病による心臓エネルギー獲得機能(脂肪酸代謝機能、糖代謝機能)への影響(障害)が示された。
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