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末期腎不全に伴う透析患者は近年増加の一途をたどっており、医療費および患者QOLの観点からその対策が求められる。メサンギウム増殖性腎炎は透析導入の原疾患として糖尿病性腎症について２番目に多い主要な腎疾患の一つである。本研究ではメサンギウム増殖性腎炎モデルにおいて腎メサンギウム領域にNotch受容体が一過性に発現することを見いだし、Notchシグナルが本疾患の進展に関与することが示唆された。さらにNotchシグナルが活性酸素種によって調節されることに着目し、活性酸素による腎細胞障害を抑制する化合物を探索したところ、ヒドロキシカルバゾールにその活性を見い出した。
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