研究課題
基盤研究(C)
体幹部感覚神経が脊髄内に位置するか、あるいは脊髄外に位置するかを司る機構は細胞自律的であり、脊髄の境界を形成・維持する機構とは独立に制御されていることが明らかになった。さらにこの機構は、体幹部感覚神経がランダムに分布するか、あるいは節構造となるかを司る機構と不可分であり、Six1遺伝子が両者を結びつけNeuropilin・Semaphorinシグナルが関与している可能性が示唆された。また、体幹部感覚神経の由来と進化の解明に、有尾両生類の発生過程が鍵となる可能性も示唆された。
発生生物、進化発生