研究課題/領域番号 |
25460259
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
齋藤 敏之 東京医科大学, 医学部, 客員研究員 (50195997)
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研究分担者 |
安田 宗義 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (10440752)
中野 隆 愛知医科大学, 医学部, 教授 (30148332) [辞退]
若尾 典充 愛知医科大学, 医学部, 講師 (80528802)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | ヒト / 脊髄神経後枝 / 3Dカメラ / 脊椎外科手術 / ペイン・ブロック / 体壁の構造 |
研究実績の概要 |
3年間の本研究プロジェクトにてヒト胸部脊髄神経後枝本幹の分枝ならびに脊柱周囲の体壁内の走行について研究を遂行することが出来た。 いままでの基礎的研究ならびに腰部について研究から、現在の脊髄神経後枝についての解剖図譜は不正確であることがわかっていたが、今回の研究にて脊髄神経後枝について3Dカメラを使って胸部の脊髄神経後枝の分枝・走行について三次元的な構造の解析を終了することが出来た。すなわち、胸部脊髄神経後枝本幹の分枝ならびに脊柱周囲の体壁内の走行について三体のご遺体について12対の胸神経の走行の研究を終了した。 これにて、いままでに胸部・腰部の脊髄神経後枝の巨視的構造を得ることができた。今回の研究にて脊髄神経後枝は脊柱起立筋の発達、脊椎椎間関節ブロック、脊柱管狭窄術の術後の回復・リハビリに関係する神経であり、本研究結果は臨床医学への貢献が期待される。古典的解剖構造の描写は、勿論、構造の理解に大変重要だが、3Dカメラの使用は体壁中に埋没している末梢神経の三次元構造の解析に大変有効であった。3Dカメラの使用は物体の構造を他覚的に保存することが出来る。
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