研究課題
基盤研究(C)
粘膜組織の各部位に存在するリンパ濾胞は管腔内の抗原に対するIgA抗体を産生し、粘膜免疫応答の主役となるリンパ性器官である。リンパ濾胞上皮に存在するM細胞は異物を取込むことで、粘膜免疫応答の開始に働く特殊な上皮細胞である。我々は濾胞上皮のホールマウント染色法を開発し、成熟M細胞と未成熟M細胞の可視化に成功した。そして、転写因子RelBの活性がM細胞の分化に必須であったことから、RelB活性の制御がM細胞成熟に重要であることを見出した。
組織細胞学