TRPM7は全身の細胞に普遍的に発現する陽イオンチャネルである。TRPM7のノックアウトマウスは胎生致死であることから、発生・発達において重要な役割を果たすと考えられている。本研究ではTRPM7の酸化ストレスによる活性制御機構を明らかにすることを目的とし、酸化ストレスがTRPM7を抑制すること、その抑制は細胞内のエネルギー環境によって程度が異なることを明らかにした。またTRPM7分子のZn finger motifがTRPM7の機能的発現に重要であり、酸化ストレスのターゲットとなっている可能性を見出した。
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