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2015 年度 研究成果報告書

ストレス回避学習の分子メカニズム:アセチルコリンが強化する海馬シナプスの可塑性

研究課題

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研究課題/領域番号 25460314
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
研究機関山口大学

研究代表者

美津島 大  山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70264603)

連携研究者 木田 裕之  山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70432739)
石川 淳子  山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (30570808)
﨑本 裕也  山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (40634390)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードストレス / 学習・記憶 / AMPA受容体 / GABAA受容体 / シナプス可塑性 / パッチクランプ法
研究成果の概要

急性ストレスは、海馬内に強いエピソード記憶を形成し、個体は回避行動に役立てている。 ラットを用いてストレス回避学習を行うと、海馬CA1ニューロンに対する興奮性シナプスのみならず、抑制性シナプスの可塑性も高まる結果、多様な入力特性が保持されることを発見した。また、このシナプス多様性は学習の成立に必要であり、シナプス多様性の形成を薬物で阻止すると学習が成立しないことが判明した。回避学習の5分後にはシナプスの多様化が成立し、左右両側で見られた。さらに、この多様性をエントロピー解析すると、シナプスが持つ情報量(自己エントロピー)は、全CA1領域で大5.6×1000000 bitに及ぶことも判明した。

自由記述の分野

生理学、神経科学

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公開日: 2017-05-10   更新日: 2017-05-22  

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