研究課題
基盤研究(C)
心の性形成には脳の性差が重要であると思われるがその詳細は不明である。本研究は「エストロゲンによる細胞移動制御」が性差形成機構の本体であるという仮説について、視索前野性的二型核の形成過程を可視化し、その性差形成機構の解明を目指した。その結果、視索前野性的二型核形成には2段階の細胞移動が関与し、第2移動がエストロゲンにより分散方向になること、エストロゲンの作用はRac1/cofilin/actinという細胞内情報伝達機構を介することを明らかにした。
神経内分泌学