IQGAP3による細胞質分裂制御に関わる直接のエフェクターとしてAnillinを同定した。AnillinとIQGAP3は直接結合し、分裂期細胞の分裂溝で共局在した。そしてIQGAP3はAnillinの局在を制御することで細胞質分裂を制御していることを明らかにした。またIQGAP1はAnillinとは結合せず分裂溝への局在も認められなかったが、IQGAP3とは異なる分子メカニズムで細胞質分裂に関与することを明らかにした。IQGAP1,3のノックアウト細胞を新たに作成し表現型の検討中である。IQGAP3の新規結合因子を同定し、その機能解析を行なっている。
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