研究成果の概要 |
新たな胃分化マーカーとして、Cathepsin Eを同定し、これが胃印環細胞癌マーカーとして病理組織学的評価に有用であることを発見・報告した(PLoS ONE 8:e56766, 2013)。また、胃分化マーカーMUC5ACに注目し、その発現が胃癌進展に伴って低下すること、同遺伝子の翻訳開始点上流125~110bpにGli結合配列を含む高度保存領域が存在すること、over expression・knock down・クロマチン免疫沈降などの分子生物学的解析によってGliがこの領域に動員され、発現に必須の転写因子として機能することを報告した(PLoS ONE 9:e106106, 2014)。
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