研究課題/領域番号 |
25460400
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 新潟大学 (2015) 公益財団法人東京都医学総合研究所 (2013-2014) |
研究代表者 |
一村 義信 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (80400993)
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連携研究者 |
小松 雅明 新潟大学, 医歯学系, 教授 (90356254)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 選択的オートファジー / p62/Sqstm1 / Keap1-Nrf2システム / リン酸化 / がん |
研究成果の概要 |
研究期間内に、p62/Sqstm1に存在するKeap1相互作用領域(KIR:Keap1-interacting region)のセリン残基がリン酸化を介して、p62/Sqstm1とKeap1の結合親和性が増強されること。その結果、Nrf2とKeap1の結合が競合阻害され、Nrf2の遊離、活性化が引き起こされることを見出した。さらに、p62-Keap1-Nrf2経路の活性化は、選択的オートファジーと連動して細胞保護に働くことを明らかにした。一方、p62-Keap1-Nrf2経路の活性化は、がん細胞の悪性化に関与していた。したがって、p62とKeap1の結合阻害は新規抗がん治療となる可能性がある。
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自由記述の分野 |
生化学、分子生物学
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