研究実績の概要 |
RET転座陽性腫瘍に対して併用が有用と考えられる殺細胞性抗腫瘍薬の治療効果予測因子に対する免疫染色を行った。RET転座例21例とともに、対照群として他の肺腫瘍で知られている遺伝子異常(EGFR46, ALK 20, ROS1 12, Her2 28, BRAF 15)例とそれらの遺伝子異常を有さない30例の計132例に対して thymidylate synthase, breast cancer susceptibility gene I, ribonucleotide reductase M1, βIII-tubulin, Programmed death-ligand 1 タンパクの5種類の因子の検討を行った。免疫染色の条件設定に手間取り時間を要した為に染色結果を現在解析中である。 また、生検検体からの解析をすすめるためにFISHに依存しないNanostring systemを用いてプローブセットを作製し、微小な検体からも各種転座が検出可能であることを確認した。
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