研究成果の概要 |
RET転座肺癌の臨床病理像を明らかにする。FISH法/RT-PCR法でRET転座肺癌22例を見いだした。全て腺癌で、若年発症、非喫煙者に多い傾向が認められた。微小検体からRET転座を見つけるためにデジタルカウント法の有用性を確認した。各種遺伝子異常と殺細胞性抗癌剤の治療効果予測因子 βIII-tubulin、RRM1、Thymidylate SynthaseならびにPD-L1の発現の比較検討を行った。RET転座肺癌ではβIII-tubuin, RRM1, TSいずれも野生型遺伝子と比較し差を認めなかったが、PD-L1が低発現を示していた。
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