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2014 年度 実施状況報告書

アピコンプレクサ類原虫侵入ステージ形成の分子基盤の解明

研究課題

研究課題/領域番号 25460515
研究機関三重大学

研究代表者

金子 伊澄  三重大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20515720)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードマラリア
研究実績の概要

ネズミマラリア原虫 Plasmodium bergheiを用いたこれまでの研究で申請者らは、オオキネート期の遺伝子発現を制御するマスター転写因子AP2-O(APETALA2 in ookinete)を発見し、さらにChIP-seq(choromatin immunoprecipitaion and sequencing)法を行いAP2-Oが直接制御する300以上の標的遺伝子を同定した。
AP2-O標的遺伝子群に含まれるアピコンプレクサ類原虫特有の遺伝子群について、マラリア原虫人工染色体を用い目的タンパク質の細胞内局在・発現動態の解析を行った。その結果に基づき、オオキネートにおける発現が同定された遺伝子に関して、遺伝子欠損原虫を作製しその表現型を解析した。その結果、新たにオオキネートの形態形成に関与するタンパク質をコードする遺伝子に加え、マイクロネームタンパク質やオオシスト形成に関与するタンパク質をコードする、侵入ステージ形成に必要とされるの複数の遺伝子を同定した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

標的遺伝子の発現解析および機能解析とも順調に進展している。

今後の研究の推進方策

これまでに解析を行った標的遺伝子群の侵入ステージ形成に果たす役割のさらなる解析を行う。また新たな標的遺伝子に関しても発現および機能解析を行う。

次年度使用額が生じた理由

これまでに得られた標的遺伝子の発現解析結果から、まずは機能解析を中心に実施し、予定していた詳細な発現解析を次年度にまとめて行うこととした為。

次年度使用額の使用計画

標的遺伝子に関して、人工染色体および電子顕微鏡を用いた発現解析を行う。さらに遺伝子欠損原虫を作成し標的遺伝子の機能解析を行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Genome-wide investigation of target genes of a Plasmodium AP2 family transcription factor AP2-O2014

    • 著者名/発表者名
      Izumi Kaneko
    • 学会等名
      INTERNATIONAL CONGRESS OF PARASITOLOGY
    • 発表場所
      MEXICO CITY, MEXICO
    • 年月日
      2014-08-10 – 2014-08-15

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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