コレラ菌のレトロン-Vc95の逆転写酵素遺伝子(ret)の下流に存在する2つのORF(orf540,orf205)がコードする機能未知のタンパク質と相互作用する可能性のあるタンパク質を探索した。候補の1つとして嫌気性呼吸に関連する遺伝子群を制御するArcBタンパク質が得られた。arcB遺伝子欠損変異株はカイコ幼虫に対する病原性が低いことが明らかとなった。msDNA-Vc95に結合するタンパク質についても解析を行った。候補の1つであるVC0176タンパク質を精製し,VC0177プロモーター領域とmsDNA-Vc95への結合を明らかにした。
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