AD由来株とnon-AD由来株のそれぞれのマウス固着菌数の比を解析した結果、AD由来株でFKOマウスに有意に固着していることが判明した。また蛍光AD株の作製を目指して発現プロモーターとしてsarA P1 promoter、そして、sod遺伝子のRBS配列に置き換えたプラスミドを作製することで、良好なGFP発現AD株が作製できた。AD由来株TF3378のドラフトゲノム配列を取得し、gap箇所をサンガー法によりclosingを行って、最終的に完全長のゲノム配列を得ることができた。他の株間とのゲノム比較解析した結果、AD由来株に特徴的な病原関連因子の候補となる幾つかの遺伝子を検出できた。
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