研究課題
基盤研究(C)
本研究において、ステロイドホルモンのプロゲステロンを基本母核構造とした新規合成プロゲステロン誘導体が、ヒトの胃癌発症の原因菌であるピロリ菌に対して選択的な殺菌作用を示し、腸内細菌などの他の一般的な細菌に対しては全くその作用を示さないことが明らかとなった。このことから、プロゲステロンを基本母核構造として、ピロリ菌の除菌に特化した抗菌薬 (抗ピロリ菌薬) の開発が可能であることが示された。
細菌学