インターロイキン(IL)2やIL7の情報伝達系を解析する過程で、下流分子であるsignal transducer and activator of transcription 5 (STAT5)のアセチル化を検出した。リン酸化同様に、情報伝達系に深く関与する分子修飾だと考えられる。STAT5は細胞質でアセチル化されていた。STAT5はアセチル化に依存して限定消化され、転写因子活性を失っていた。CREB-binding protein(CBP)は核内でヒストンをアセチル化しているが、IL-2刺激依存性に細胞質へ輸送され、STAT5をアセチル化していることが判った。
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