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2016 年度 実績報告書

移植医療の社会価値の普及に関する実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 25460619
研究機関同志社大学

研究代表者

瓜生原 葉子  同志社大学, 商学部, 准教授 (70611507)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードソーシャルマーケティング / 移植医療 / 意思表示 / 行動変容 / 社会価値 / 実証研究
研究実績の概要

4年目にあたる平成28年度は,昨年度に引き続き,私立社会科学系大学生を中心としたアクションリサーチプロジェクト組織”Share Your Value Project”を実証フィールドとし,導出した行動変容モデルの実証を行った。具体的には,行動変容段階別の介入を行う本邦初の年間キャンペーンを試みた。まず,関心がない人々に対して,共感と意思表示の新たな価値(家族の負担軽減)を与えるワークショップを行い,次に,意思表示行動に移せない人々に対して,正しい知識の提供による不安の払拭,考える時間の提供,表示媒体の提供を同時に行う大規模イベント(ギネス世界記録挑戦)を実施した。いずれも,その介入前後の知識・態度・行動段階について測定した。その結果,年間を通して732名に対して介入を行い,好ましい認知を統計学的に促進した。また,関心がない人を31.9%から8.5%に減少させ,意思表示率を14.4%から24.9%に増加させ,仮説モデルの妥当性が確認された。
最終年であるため,これらの結果を積極的に社会還元した。具体的には,国内の学会で6報,市民公開講座で1報報告した。また,学際的(行動経済学,マーケティング,移植医療など)な研究会を主催し,11報の報告を行った。さらに本活動が注目され,新聞記事8本,雑誌・websiteなどのメディア取材を5回受けるに至り,研究成果がより社会に還元されることとなった。活動の展開が注目され,文部科学省の「科研費による研究成果展開」に採択,公開された。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2017 2016

すべて 学会発表 (6件)

  • [学会発表] 行動変容モデルに基づく 年間キャンペーンの有効性2017

    • 著者名/発表者名
      瓜生原葉子
    • 学会等名
      第50日本臨床腎移植学会
    • 発表場所
      神戸国際会議場(兵庫県・神戸市)
    • 年月日
      2017-02-16
  • [学会発表] 一般の意思表示に対する イメージ変容に関する実証分析2017

    • 著者名/発表者名
      瓜生原葉子
    • 学会等名
      第50日本臨床腎移植学会
    • 発表場所
      神戸国際会議場(兵庫県・神戸市)
    • 年月日
      2017-02-16
  • [学会発表] 一般啓発活動の効果測定を容易にする媒体の探索的開発2017

    • 著者名/発表者名
      瓜生原葉子
    • 学会等名
      第50日本臨床腎移植学会
    • 発表場所
      神戸国際会議場(兵庫県・神戸市)
    • 年月日
      2017-02-16
  • [学会発表] マーケティングの適用による確実な意思表示行動の促進 -市民イベントにおける実証-2016

    • 著者名/発表者名
      瓜生原葉子
    • 学会等名
      第52回日本移植学会
    • 発表場所
      グランドプリンスホテル新高輪(東京都)
    • 年月日
      2016-10-01
  • [学会発表] 一般啓発活動の有効性を測定し,適切に評価する指標の探索的開発2016

    • 著者名/発表者名
      瓜生原葉子
    • 学会等名
      第52回日本移植学会
    • 発表場所
      グランドプリンスホテル新高輪(東京都)
    • 年月日
      2016-10-01
  • [学会発表] 大学生における対話とSNSを用いた意思表示行動の変容効果2016

    • 著者名/発表者名
      瓜生原葉子
    • 学会等名
      第52回日本移植学会
    • 発表場所
      グランドプリンスホテル新高輪(東京都)
    • 年月日
      2016-10-01

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公開日: 2018-01-16  

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