研究課題
基盤研究(C)
本研究は、行動変容の動機付けの検討を目的に、服薬実態の分析および医療費の解析を実施した。服薬状況とインセンティブの研究において、コンプライアンスは全て服薬をした群が71.1%で、改善の期待効果は生活指導(56.8%)が高かった。指導管理の介入の有無による透析導入前後の薬剤費への影響は、指導管理の有り群が357.2点/月から419.4点/月へ変位(p>0.05)し、無し群が360.9点/月から715.3点/月へ増加(p<0.001)した。以上から、服薬アドヒアランスを改善させる方法として、生活指導に対する感度が高いことが示唆された。また指導管理等の介入により、医療費の適正化も可能と考えられた。
医療経済、社会医学、