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2014 年度 実施状況報告書

薬物代謝遺伝子解析用アレイを用いた、CPT-11副作用予測因子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 25460659
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

倉持 英和  東京女子医科大学, 医学部, 講師 (30287362)

研究分担者 林 和彦  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (10208613)
中島 豪  東京女子医科大学, 医学部, 助教 (80338996)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードCPT-11 / 遺伝子多型 / DMET
研究実績の概要

DMETマイクロアレイを持ちいて、胃癌大腸癌患者で塩酸イリノテカンを使用した患者14名の血清から抽出したDNAより遺伝子多型スクリーニングを行った。
DMET TM PlusはAffymetrix社から発売されている薬物代謝・トランスポーター遺伝子解析用マイクロアレイであり、網羅的に225遺伝子上の1,936個の薬物代謝マーカーの解析が可能である。特長としては従来の一塩基変異(SNP)だけではなく、挿入、欠損、トリアレル、コピー数など様々な種類の遺伝子変異をカバーしているため、従来のSNPアレイのみでは測定できなかった様々な種類の多型を測定することができる。
14名の患者の臨床データ、特に副作用データと遺伝子情報を統計的に解析することにより、イリノテカンの副作用発現に関連する遺伝子多型を同定することを目的としている。
好中球減少と多型との関連解析では14の多型で有意な関連が見られた。
また下痢との関連では28の多型で有意な関連が見られた。検定の多重性を考慮しても1つのSNP Xに有意な関連(P<0.00001)が認められた。
今後このSNPに関する、別集団のコホート検体を用いたValidationと、機能解析を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

実験補助員の確保に難渋していたが、昨年末より補助員の雇用に成功し、予備実験を行っている。

今後の研究の推進方策

DMETによる測定と臨床データとの統計的関連性の検討から得られた候補遺伝子多型において別のコホートを用いた検証と、機能解析を行っていきたいと考えている。

次年度使用額が生じた理由

実験補助員の手配が進まず、人件費が消費できなかった。学会出張費が予定に満たなかった。

次年度使用額の使用計画

実験補助員も確保できたため、今年度実験を遂行していく。

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公開日: 2016-05-27  

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